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ユーススポーツ専門化に対する、全米アスレティックトレーナーズ協会からの安全勧告

全米アスレティックトレーナーズ協会(National Athletic Trainers Association;NATA)も、ユーススポーツ環境、特に早期専門化への安全勧告をインフォグラフにまとめて発表しました。

NATAとは(https://www.nata.org/nata-quick-facts)

  • 公認アスレティックトレーナーおよびアスレティックトレーニングの職業をサポートする人々のため1950年に設立され職能団体
  • 世界中に43,000人以上の会員を擁する
  • 大多数の公認アスレティックトレーナーが、職業へのサポートおよび多岐にわたる会員特典を受けるためにNATAに所属
  • テキサスの本部には44名のスタッフが常駐して組織を運営
  • 年間予算は約10億円

要点

  • 単一スポーツへの専門化を出来る限り遅らせる
    複数のスポーツ:総合的なフィットネスと運動能力↗ 怪我のリスク↘
  • 1度に1つのチーム(≠スポーツ)
    同時期に複数のチームでプレーしない (メインスポーツ+遊びで他のスポーツは〇)
  • 1年の内、8か月以内
    1つのスポーツを管理された環境で年間8か月以上プレーしない
  • 週の合計練習時間は、子供の年齢よりも少なく
    例:12歳の子供は週に12時間以上管理された練習に参加しない
  • 最低でも週2回の休養日
    種目を問わず、管理されたスポーツから離れる時間を週2日以上確保
  • 管理されたスポーツからの休養と回復期間
    シーズンが終わったら次のスポーツに参加する前に十分な休養をとる

これらの安全勧告は、アメリカ4大スポーツ(NFL, NBA, MLB, NHL)そしてMLSに所属する公認アスレチックトレーナー達で構成されるそれぞれの団体から承認を受けており、各スポーツ団体からの強いサポートを受けている事が分かります。

双璧を成すNSCAの公式声明文と共に

(10本柱の詳しい説明はこちらの記事に)
数多くあるアメリカのスポーツ・フィットネス関連の団体において、NATAとNSCAは業界を代表しリードしている双璧だと考えています。その両団体が共通の認識の元にユーススポーツ環境への提言をしています。

ユーススポーツ後進国にならないために

このブログでも紹介を続けているProject Playトップアスリートの声研究発表に加え、今回紹介したNATAからの安全勧告やNSCAの公式声明文の発表などによって、ユーススポーツ環境改善の動きは、間違いなく大きくなっています。日本はこの流れに続く事はできるのでしょうか?動きのモデルは存在しています。問題意識を持ち、知識を持ち、声を上げ、行動に移していきましょう。

セミナー情報

このようなトピックに興味関心のある方は、3月7日(土)開催のセミナー情報をチェックしてみてください(こちら)。